スペインひとり旅、2019/11/29
その日の朝食は、ここパラドールにて事前に予約しておいた。
そこそこの価格(12EUROかな)だが、パラドールに泊まるには一度は朝食を食べることをおすすめする。
なぜならその地方の郷土色のある豪華なビュッフェが食べれるし、インテリアもいい。
ここでは、鹿のチョリソ、猪のサルチチョン、イベリコ豚の生ハムをはじめ、10種類以上のチーズ。郷土料理が8種類以上、フレッシュフルーツ、焼き立てのパンが10種類以上、デザート類も豊富。100%オレンジジュース、もちろんコーヒー・紅茶類も充実してる。
大満足だ。
9:30 パラドールをあとにする。
今日は、輸入販売しているカスエラ(アヒージョの土鍋)の工場ライムンド・サンチェス社に向かう。
ライムンド・サンチェス社は、マドリッドの北30 km ほどの Valdetorres de Jarama という小さな町にある。
途中すごい霧にビビリながらもなんとか辿り着くがとんでもない田舎でびっくり!
このライムンド・サンチェス社は、現在は兄弟二人で経営しててなんと、1928年創業のファミリービジネスなのだ。
お父さんの代までは、すべて手作りでマドリッド市内で小さな工場だったのが
世代交代し場所を移し、今では一部だけ機械化している。
なんとマドリッドの一大観光地であるサンミゲル市場にもここのカスエラを大量に卸しているほどで、ワタシが輸入販売しているこのカスエラもちゃんと信頼できるね。
(カスエラの話は別の機会とHPで解説するとして…)
兄弟はとても愉快で、いい人だった。
そこをあとにして、いざレンタカーでの最終目的地マドリッドに向かう。
途中、絶対に日本人観光客が来たことすらないであろうスポーツクラブのレストランで昼食。かなりローカル感を味わえた。
マドリッドの返却場所は「Alamo」アラモレンタカーの、Plaza de España 。
おそらくその広場の駐車場あたりなのだろうが情報はそれだけ。
行けば看板があるだろうとたかをくくっていた…全然見当たらない 一体どこなんだ。
1時間程さまよい、とりあえず広場の地下駐車場に入ってみた。スペインどこでもなのが、めちゃ狭く迷路のようだ・・・あああ、やべー・・・。
とりあえずテキトーに停めて、オフィス探そうとしたら、あるのは「Enterprise」社のレンタカー…が奥の方に小さな小さなA4サイズの張り紙がしてある・・・
そう、ここだったのだ!(画像ガラスの奥にチラッとある、Alamo)
やっとのことでレンタカー返却できた。
そしてマドリッ子の親友ショーンと6年ぶりの再会!!
2002年日韓ワールドカップのとき、CAFE DEL CANDYのお客さんで来てたときからの付き合いで、もう17年になる!
予約している宿へとりあえずチェックインを済ますが・・・
ショーンは「ウチに泊まれよ~!」とノリノリ。
断れるわけもなく、中心部から少し離れた、彼の家のあるカラバンチェル地区に。
ここも観光客はおろか日本人もほとんど足を踏み入れることのないローカルなエリア。
ジプシーと南米からの移民がほとんど。治安も悪く、良くも悪くも自由なところだ。
その日は、ショーンとずっとおしゃべり。そして地元バルを巡った。
そして彼は、ワタシをひとり自分の部屋に泊めて、どこかへ行った・・・
あれ? 結局ひとりやん~。
・・・今までの、ゆっくりひとり旅のペースが完全に乱された・・・